ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

FABRICA + 銀の豆@三宮

Pitasand
 久々のグルメネタです。神戸の中心街三宮には東門街やトアロード近辺を中心に飲食店がそれこそゴマンとありますが、穴場なのが神戸国際会館の南側のフラワーロードの一本東の細い筋近辺。神戸キチンや、ちょっと東のマンションの一階にある神戸デュシャンなど、過去にも紹介したことのあるお店もこのあたり。で、先日ちょっとした用事で三宮に出かけ、お昼が遅くなったのでこの辺りをうろついていてふと立ち寄ったのがFABRICAと言うお店でした。

 店構えはこじんまりとしており、中は木が主体のやや暗めの内装で、夜のディナーが主体のお店かなと言う感じ。でも黒板に書いてあった御昼のランチ「若鶏と生ハムのピタサンド」というメニューが何となく気になって入ってみました。大体ピタサンドって何?と期待半分不安半分で待つ事数分、運ばれてきたのが冒頭写真のプレート。
 一瞬タコスか?とか思ってしまいましたが、かぶりついてみるとパンとナンの中間くらいの感じの生地の袋の中に若鶏炒めが入っておりました。これが結構美味しい。ミニトマトとも相性ばっちり。黒っぽいソースはやや甘めで、一瞬甜麺醤?とか思ってしまいましたが、こういう料理ですからまあ違うでしょうね。付け合せの生ハムサラダもちょっと塩が効き過ぎてはいたけど美味でした。

Earlgreyfabrica  そのプレートと左のポット入りアール・グレイを合わせたランチで1100円。若者にはちょっと高いかもしれませんが、我々の年代だと静かで落ち着けて、泥水のようなコーヒーやティーバッグからそのまま入れたような紅茶を飲まされずにすむだけまあままリーズナブルか、と思います。

Ginmame2  さて、そのお店の少し南側に「銀の豆」と言う珈琲店が最近できました。と言っても喫茶店ではありません。生コーヒーを好みの焙煎で仕上げてもらえるお店です。店内はとても狭くてロッチの中岡を渋くしたようなおじさんが一人いるだけでした(笑。

Aritayakicup
(お試しコーヒー、但しこれはサービスで、200円で買う分はスタバのようなプラスチック容器です。ちなみにハート型の器は有田焼だそう)
 試しに「本日のコーヒー(キリマンジャロAA)」を200円で買って飲んでみたところ、キリマン独特の酸味に乏しく少し苦い。が、味自体は真っ当。で、

「もう少し苦味を押さえてキリマン独特の酸味を強調してもらえますか」

と頼んだら快くOKしてもらえました。「殆どのお客さんは苦味を好まれ酸味を嫌われるのでこの焙煎にしてるんです」とのお返事。コーヒー好きで酸味を嫌う人がそんなにいるのか!?と訝ってしまいましたが、とりあえず200g炒ってもらって、帰宅後やや薄めの量で挽いて飲んでみました。うん、これがキリマンじゃ、という酸味が出ておりました。特別美味かと言われると、まあ並の上くらいですが、それでも今のご時勢貴重なお店である事には間違いないでしょう。