ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

Vergiss-mein-nicht / ブログ休止のお知らせ

海潮音―上田敏訳詩集

せせらぎも そのながれをおえ
うるおいのときが ひめやかにひいていく
Vergiss - mein - nicht
ながれさりしひびの あなたよ

ゆうけい

 大学時代、ドイツ語の講義中「vergissmeinnicht」という単語を見て手遊びで作った詩です。まあ若気のいたりを絵に書いたような甘ったるい詩ですが妙に脳裏から離れず、ウン十年経った今でも覚えています。おそらくウィルヘルム・アレントの詩、というよりは上田敏の訳詩が頭の中にあったんでしょうね。盗作と言われても仕方がない(苦笑。

『ながれのきしの ひともとは
みそらのいろの みずあさぎ
なみ ことごとく くちづけし
はた ことごとく わすれゆく』

ウィルヘルム・アレント作 上田 敏 訳(「海潮音」所収)

 vergiss-mein-nichitという単語は英語で書くとforget-me-not、すなわち勿忘草のことです。というわけで、私を忘れないで、なんて甘ったれた事を書いてしまいお恥ずかしい限りですが、しばらくブログの更新を止めて休養させていただこうと思っております。

 平成16年7月から初めて満3年、多くの皆さんに読んで頂き、貴重なコメントも頂き本当に感謝しております。もちろん自分でもこのブログを書くのが楽しみでしたし、はむちぃ君というヴァーチャル執事も成長を見せておりましたし(笑、できるならばこのままずっと力の尽きぬ限り続けていこうと思っていました。

 しかし、最近の記事を読んでいただいている方は薄々お感じの事と思いますが、ここ3ヶ月ほど体調が思わしくなく、しかもなかなか治る気配が見えないため、正直なところ最近では精神的にもかなりきつくなってきていました。商売柄なんとなくこれじゃないかな、という診断名は思いあたっているのですが、確診には至っておらず、いろいろと薬も試してはいるのですが残念ながら治癒には至っておりません。

 こんなブログの駄文でもそれなりに何度も推敲を重ね、世に出しても恥ずかしくないだけのクオリティは保とうと努力はしていますので、正直なところ一本書くのもしんどくなってきています。そこで、この際思いきってしばらくの間休養させていただくことを決断しました。

 もちろん閉鎖はしませんし、コメントを頂ければお返事もさせていただきます。また、休養の間にマイフォトの整理なんかもしておきたいと思っています。折角学のついてきた(笑)はむちぃ君も活躍の場がなくなってしまい寂しがっておりますが、また復活の際には応援してやってくださいませ。

 再度皆さんに今までのご愛顧のお礼を申し上げますとともに、休養のご理解を賜れば幸いです。

 Vergiss mein nicht.