ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

LIVE AT GALOP

Liveatgarop3
 神戸の西端の海岸沿いに、明石大橋を間近に望む舞子という町があります。そしてその町にこじんまりとしたおしゃれな「GALOP」というバーがあります。ここのマスターは元ジャニーズという噂の渋い方で、ベーシストでもあります。そのGALOPで13日土曜日の夜、ライブが催されました。まだバンド名もついていない出来立てのほやほやのグループのお披露目演奏でした。えっ、スーパー下戸のお前が何でそんなところに出没してるかって?オーディオファイルにはおなじみのHoteiさんがメンバーだからなんです。冒頭写真を見ていただければ一目瞭然ですね。

Voandsax メンバー構成は左写真のボーカル、テナーサックス&フルート、そして冒頭写真のキーボード、Hoteiさんを含めギター二名、そしてマスターのウッドベースの6名で、ドラムレスです。それぞれの方々にそれぞれの事情があり、それを乗り越えてようやくここまでこぎつけたそうで、まだ今回はバンドとして固まっているわけでもなく、曲も発展途上と言うことでしたが、皆さん各々に素晴らしい演奏を展開されていて、こちらはため息をつくばかりでした。
 キーボードの方は難聴というハンデを抱えつつ編曲といいうお仕事をされているそうですが、桑田圭祐の「慕情」をアレンジしたバラード演奏をはじめ全曲流麗な演奏で、ちょっとジョー・サンプルを連想しました。
 ベースに興味がある私としては、マスターのウッドベースに目が釘付けになっていました。基本的にはシンプルなルート弾きでしたが、いやあ生で間近で弦の震えを体感するのはたまりません。映画「大停電の夜に」で豊悦がせがまれて「My Foolish Heart」を弾く場面がありますが、女性の心にズシンと響くのも判りますね。
 テナーサックスとフルートを弾きこなされるTさんの白眉は自分の持ち曲でした。家内が聞惚れていましたね。私はフルートがちょっとヒューバート・ロウズを連想するような雰囲気があってよかったです。
 ボーカルの女性は声帯ポリプで一時歌えなかったそうですが、今回聴かせて頂いた「Love」「Desperado」などはそんな影響を感じさせないほど素敵な声でした。
 Hoteiさんともう一人のツインギターもお互いの持ち味を出していて素晴らしかったです。Hoteiさんがセミプロ級と言う話は以前しましたが、今回はまだまだ評価の対象にならない演奏とおっしゃってたのでとりあえず保留(^_^;)。座っておられる方は、ボサ・ノバでのアコギのソロが特に素晴らしかったです。

と言うわけでまた素敵な雰囲気のライブを今年は何度も経験できそうで、今から楽しみです。なお、GALOPは舞子のダイエーのすぐ北側にあります。特大ハンバーグサンドをはじめ美味しい料理や、お酒も各種揃っていますので、お近くの方は機会があれば是非どうぞ。駐車場はありませんが、ダイエーの駐車場は午後10時まで開いていました。