ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

One Quiet Night / Pat Metheny

One Quiet Night
One Quiet Night

 少し古いアルバムで恐縮ですが、パットのアコースティックのソロを紹介します。理由はSPケーブルを替えて一番感動したアルバムだから(苦笑。そういえば昔、AF(オーディオファン)で紹介してりゅういちさんにジャケット写真がいいですねえと言うコメントを貰ったこともありました。

1. One Quiet Night
2. Song For The Boys
3. Don't Know Why
4. Another Chance
5. And Time Goes On
6. My Song
7. Peace Memory
8. Ferry Across The Mersey
9. Over On 4th Street
10. I Will Find The Way
11. North To South, East To West
12. Last Train Home

 パット・メセニーが自身のホームスタジオで1本のマイクだけを使って録音した本作は、バリトン・ギターによるワンマン・ソロ・アルバムという点が一風変わっている。バリトン・ギターは通常のギターより低い音程でチューニング、ベース的効果をも狙った特殊なギター。パットの6弦バリトン・ギターは、これまでパットのギターを何本も制作しているカナダ人女性Linda Manzerによる特別モデル。それにしても、バリトン・ギター1本によるソロ・アルバムなんて前代未聞のことだ。パットによればこのアルバム、「純粋に自分自身の探究心、そしてある晩(2001年11月24日)、自宅で演奏を楽しんだ時の喜びを表現するために作られた作品」なのだという。静かなたたずまいだけど、内に情熱を秘めたソロ演奏はクラシカルな美しさに彩られている。ノラ・ジョーンズのヒット曲Don't Know Whyキース・ジャレットMy Song、ジェリー&ペースメイカーズのFerry Across The Mersey以外はすべてパットのオリジナルで、新曲のほか、『スティル・ライフ』収録のLast Train Homeを再演しているのも話題だ。(市川正二、AMAZON解説より)」

 この紹介文で殆ど語りつくされていますが、チューニングが普通より低く、低音弦の響きが普通のギターと全然違います。といいつつ、今までそれほどうまく鳴らせなかったのですが、SPケーブルをキンバーセレクトにして驚きました。ギターの豊かな響きと低音の深さを今までになく深く再現できてしまいました。表題曲やMy SongLast Train Homeなんか感動ものです。

 NBSブラックラベルエージングが済んでいればもっと凄いのかもしれませんね~。(ボソッ(-.-))