ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

自宅オフ会

Tohu
 今日は近々転勤されることになったhomさんと、先日Hoteiさんのクリニックでお邪魔させていただいたMさんをお招きしオフ会を催しました。Hoteiさん以外の方に来ていただくのは久々で緊張しました^^;。

 実は先日SPケーブルをキンバーセレクトに替えたばかりで、毎日音が変わるし一昨日などホントにこれは本当にキンバーか?といぶかしむほど高音がキンキンしてきて真っ青

これは人様に聴いていただく音ではない

と茫然自失の状態でした。多分キンバー独特の響きの多さを押さえようと早まって全体的なバランスを崩したのだろうと思います。
 気を取り直して2日間かけて結線やインシュレーターの位置、ラックのネジの締め具合等全て見直し、ついでに少し中央からズレていたパワーアンプの位置も修正しました。硬いものばかりで浮かせていたSPケーブルの支えもキンキンの原因かと思われ、冒頭写真のトウフ君をはじめ、はむちぃのお仲間のぬいぐるみたちも総動員して試行錯誤を繰り返し、やっと昨晩遅くになって何とか普通に聴いていただける音になりました。

Homm 昼過ぎにお二人をお迎えし、しばし談笑後試聴に入りました。写真はお二人に聴いていただいているところ、前がhomさん、後ろがMさんです。幾つかのソフトで響きがやはり過多になるものもありましたが概ね「全うな音ですね」というご評価を頂きホッとしました。
 同じくCub2をお使いのMさんから、「次のSPは考えておられますか」とのご質問を頂きましたが、こちらの苦労に答えてくれるSPですしこれからもCub2で行けるところまで行きたいとお答えしました。でも、homさんをお送りするついでに寄ったルールサウンドさんで丁度ATCSCM100Tslのデモ中で、homさんが拙宅でかけられたソフトを再聴させていただきましたところ、やはり大口径ウーファーでないと得られない世界もあることが分かりました。ああ悩ましい(^_^;)。MさんがJBL4344を手放せないお気持ちよく判ります。

 では試聴ソフトの紹介など。
homさん:
1:山弦 / Someday My Prince Will Come
 ギターDUOが心地よく、弦の響きもまずまずリアルに出ていたと思います。

INDIGO MUNCH
INDIGO MUNCH

2:Michael McGoldrick / Wired To The Moon
 
フルートをフィーチャーしたアヴァンギャルドアイリッシュ音楽という感じでした。普通のフルートの音色とは違ったかなり太い音が前衛的な演奏とマッチしていました。

Wired
Wired

3:レイチェルZ・トリオ / Fragile (「愛は面影の中に」より)
 曲目を失念しており、homさんに教えていただきました。変則的なドラムの鳴りっぷりはなかなかでしたが、残念なことにハードに打鍵しまくるレイチェルZのピアノの響きが飽和してしまいました。今後のセッティングの課題です。

4:Kyle Eastwood / Big Noise
 homさんにお願いして持ってきていただいたCD。クリント・イーストウッドの息子さんのリーダーアルバムで、一曲目は父の口笛もかっこよく演奏も疾走感に溢れていてしびれました。ダーティ・ハリーのような映画音楽に使っていいんじゃないかな。

Paris Blue
Paris Blue

Mさん:
1:MA onSA(SACD)
 最近三浦先生がよくレビューに使っておられるMA RecordingsのSACDです。Mさんがご自宅にSACDプレーヤーを御持ちで無いので希望されました。アキュフェーズは結局デルタシグマ変換をしてしまうのでCDと音の傾向は殆ど変わらないのですが、さすがに音質の素晴らしいサンプラーでした。

2:Mozart:The Abduction from the Selaglio / Sir Charles Mackerras and Scottish Chamber Orchestra and Chorus ( Telarc )
Telarcのアルバムだけあってクリアでダイナミックレンジも広く取られた好録音でした。オーケストラの各楽器の分離やコーラスのハーモニーも混濁なく再現できたかなと思います。CDを見せていただくとDSD録音となっていましたからSACDもあるのかも。

3:Chopin:Piano Concerto Nos 1&2 / Krystian Zimmerman and Poland Festival Orchestra ( Deutche Grammophon ) 
 一番第一楽章5分あたりから。Mさんのお話によると、Zimmermanは自分用のスタインウェイを常に持ち運ぶそうですが、指揮兼任で弾くそのピアノの質感は良く出ているように思いました。しかしバックのオケとの有機的な絡みが今一つの印象を受けました。Mさんも途中でもういいですとの事でしたので、その辺お気に召さなかったのかもしれません。2のような小編成のオケならまだ何とかなるのですが、大編成のオケは拙宅では日頃あまりかけないのもので、今後の問題点かなと感じました。

 ということで2日間の奮闘といい、今日聴かせていただいたソフトといい、勉強になりました。homさん、Mさん、ありがとうございました。