ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

オーディオメンテその後

060309audio 
 先日「雨の日はオーディオメンテ」という記事を書きましたが、それ以後も「雪の日も」「晴れの日も」延々とオーディオメンテが続いておりました、ハハ(脱力モード。

ultraman 実は、欲張りすぎて音がぐちゃぐちゃになってしまったのです。件の記事ではまあまあできたみたいな事を書いていましたが、ボーカルの口がやや大きくて、もう少し引き締めようとしたのが、泥沼の始まり。あ、いかん、と思ったときはもう訳がわからんようになってしまってました(涙。

 家に誰もいない雪の日に再セッティングに挑戦。右写真のお尻を向けたウルトラマン(佐々木守氏のご冥福をーー)は何か?受け狙いではございません(当たり前。スーパーツイーターをシャットしているのです。そしてサブウーファー(SW)も切ってまずはCub2単体で微調整を繰り返しました。ソフトはやっぱりFourplay。なかなかHoteiさんの様にはいかず挫折しそうになりましたが、ちょっと姑息ながらSP間の巾を僅かに狭め加減にして、ようやく節かなというところの見当をつけました。その後振り角の微調整、スパイクの締め直しをして第1段階終了。
 
 続いてのSWの調整。ソフトは恐ろしく低音の入っているジェニファー・ジョーンズの「The Hunter」。どうも新しいCub2の位置だとSWのボリュームが大きすぎます(?_?)そう壁に近づけたわけでもないのに何故?と思いつつVolつまみが一時前だったのを11時半くらいにして整えました。しかし、下がやっぱMDFの板だけではダメだなあ、と再認識。何とかしなくっちゃいけません。ということで現在ルーツサウンドさんと交渉中。

 最後にいよいよスーパーツイーター(ST)。これでようやくシンガーの背がちょっと伸びてヴォーカルに私好みの艶が出てくる寸法です。STは前に出しすぎるとどういうわけか音が濁るので思いっきり後ろへ下げてから少しずつ前に出していきました。商売柄QFB(横指)単位で調整(~_~;)。ソフトはピーガブSO(SACD)から Don't Give Upケイト・ブッシュの声にかなりディレイがかかっているのですが、その声の芯がにじまずはっきりすればOK。前端から2.5QFBくらいでやっとケイトのボーカルが立ち、かつ透明感が出ました。角度を微調整して口元を引き締めます。

speana060309 ということでその日は「今日はこれくらいにしといたるわ池乃めだか印)」で終了してお出かけ(一青の日)。それ以来ずっと電源入れっぱなしで適宜CDをかけまくって慣らし運転。そして先日チョト時間に余裕があったので、じっくり聞き込んでみたのですがーー

妙に良い(自爆

自分で言うのもなんですが、ボーカルが以前よりリアルで、各楽器の音もボディができてかつ弾みます。この「楽器の音に力があってかつ弾んで気持ちよい」というのが、Hoteiさんがいつも重要な判断基準にされている部分なのです。しかし、Hoteiさんのクリニックを経験しているもののさだめで、

一人でそんな簡単に良くなるはずはない

と思ってしまいます。冷静に分析してみますと、次のようになります。

良くなった原因
1: ずっと通電している
2: ユニットのネジ締め後のなじみ、ほぐれ
3: SPの位置が一応スイートスポットあたりにハマっている

 これだけなら良いのですが、逆に悪くなっているのかもしれません。悪くなってるのに良く聞こえる要因として思い当たるのは、

一見良くなったように見えて悪くなっている可能性
1: f特が悪くなって中域が強調されている。
2: 音数(nearly equal情報量)が減って音が整理されただけ

という可能性があります。そこで久しぶりに以前DLしたスペアナで簡易測定してみました。残念ながら正確な音源はないのですが、XLOのCDのワーブルトーンで代用したのが上記左側の写真です。1年前と比してまあ大きな変化はないようですが2KHzあたりが少し持ち上がっているのが変化の要因かもしれません。マイクがちゃっちいので低域と超高音域はどこまで拾えてるか分かりませんが、取り敢えずは極端なかまぼこ型にはなっていないようです。(ちなみにワーブルトーンは60Hzあたりから音は始まります、高音域は私が聞き取れる15Kzくらいまでは十分入っているよう)

 音数に関してはいろんな聞きなれたソフトを片っ端から聴くしかないのですが、まあ減ってはいないようです。拙宅の問題点である残響時間が長い事により、ボリュームを上げると飽和してしまうポイントも変わっていない。SP間は狭めましたが、内振り角度を前回より強くしたのでちゃんとSPを超えて外側まで音場も広がります。

 というわけで、まあ悪くはなってないようなのでこれでしばらく様子を見てみようと思いましたーーーが、唯一あまり良くなってないソフトが(-_-;)
 シバジュン柴田淳)の「ため息」です。どうも声が嗄声っぽくなるし、ピアノの音も硬いままほぐれない。何故これだけが(?_?)、先日kimura邸で聴いてなければ、録音のせいにしてしまうところですが、最高の音を知ってるだけにそうもいかない。CDPのインシュレーター(BDR pyramid corn)の位置もいろいろ検討しましたがダメ。あきらめかけていた時、ふと消磁してみようと思ってやってみたところーーー激変!買ったばかりのCDなのに、どれだけCD屋さんでくすぶってたんだお前は(^_^;)。