昨年末のセッティング+ケーブル変更、ボード追加等で一旦落ち着いたかに見えた拙宅のオーディオでしたが、先日のDolon邸訪問以来ウッドベースやピアノの左方向等、低音域の質感や密度に今一息の改善が欲しいと思うようになってしまいました。
(聴かなきゃよかったでございますね、ご主人様)
(これこれはむちぃ、余計な事言わんでよろしい)
(失礼いたしました、この頃ミニ掲示板が無くなって手持ち無沙汰でございまして)
つらつら考えてみるに、先日のステサンの取材の際の最終計測で周波数特性はCUB2のスペックからみて申し分ないカーブになっていました。だから低音の量感はある程度プリのコンペンセーターで調整すればよいことのように思われます。となると質感を向上させるには、50Hz以下の帯域を中心としたユニットの追加しかないかと思われます。となると
1:とりあえず現状のまま我慢する2:サブウーファーを追加してみる
3:SPを変更する
くらいですかね。1は最も経済的に無難^^;。逆に3はSystem Xシリーズしか考えてない私としては経済的に無理。となると結局2かな、と今検討中です。
(SALogicはチョト高いしなあ、やはりSSベストバイのあれかなあ)
(ご主人様、SISでなんとSystem 7が2100Kでございますよ)
(これこれはむちぃ、悩ましいことを報告せんでよろしい)
そこでまずは下準備として、自分でもある程度計測が出来るように、Hoteiさんに教えていただいたefuさんのページから、フリーソフトの高速リアルタイム スペクトラムアナライザWaveSpectra for Windowsをダウンロードしてみました。こういうソフトは正直なところ全く使った事が無かったので、
(サウンドボードのこともご存じなかったんですよね、ご主人様)
(しっ、恥ずかしいから黙ってなさい)
説明を読みつついろいろとやってみましたが、とりあえずPC内のiTunesに入れた曲の波型は綺麗にとれました。
そこで、先日カーオーディオの音場調整で使ったマイクをつなごうとしたら端子が2.5mmで合わないことが判明(涙。すぐに近所のミドリに走って買って来ました。
でもって、XLO(下記)のBurn-in CDで試してみました。マイクを左右SPの真中で1Mくらいのところに置き、315Hz波を出して-40dBにあわせました。結構大きな音です。そしてDemagnetizing sweepを計測してみたのが冒頭の写真です。いやあ、このヴォリュームで聴くとスゴい音です。ステサンの計測の時に耳を塞いでいたのを思い出しました。
写真の赤がピーク、青が100回の加算平均、緑がリアルタイムです。ちょっと振れが大きいですが、これは設定で「ピークのみを表示」に切り替えるともう少しすっきりします。1Kにピークが出てるのは、ちょうど終わりの1Kの信号が出たところをクリップしたからです。-80dB以下で波形が出てるのはマイクをつながなくても出るのでPC自体のバックグラウンドノイズと思われます。
さて結果ですが当然と言えば当然なのですが、石井先生の最終計測と大体同じカーブが取れました。70-90Hzで安定した盛り上がりが出来たので全体にバランスの良い特性ではあるのですが、やはり50Hzを境に急峻に落ちていますのでそこらへんを持ち上げて低音の質感も高まるか?というところですね。
ちなみにFourplayの曲を何曲かかけてみたところ、プリのC-290Vのcompensate-1で70-90Hzあたりは5dBくらい持ち上がりました。低音の量感は増して迫力は出ますが、やや膨らみすぎでボンつく感じもします。ソースによって使い分ければいいので便利な機能ではありますが根本的な解決にはなりませんね。
XLO/Reference Recordings: Test/Burn-In CD Various Artists by G-Tools |