いよいよ最終コーナーに突入、Disc4です。ああ、休憩したにもかかわらず息切れがしてきた(汗。
1:ホール&オーツ ☆☆☆☆
アメリカで期待してたのがH&Oでしたが、MANEATER は予想通り、このDVD屈指の名演。ダリル・ホールは絶好調だしバックの演奏も最高。でも、そのあとは元テンプテーションズのエディ・ケンドリックス、デヴィッド・ラフィンを迎えてバッキングに回ってのモータウン大会になってしまいました。エディと言えば昔販促のため日本のレコード会社がエディ剣玉(>_<)という情けないグッズを作ってたのを思い出してとほほになっちゃいます。それにしてもやっぱりジョン・オーツ君印象が薄いなあ。Whamの片方ほどじゃないけど。
2:ミック・ジャガー ☆☆☆
さすがにミック、超大物の貫禄でステージをこなします。IT'S ONLY ROCK'N'ROLL で着替えがうまくいかずアセってるところなんかかえって微笑ましいです。気が付けばH&Oバンドも後ろにいるではないか!?
しっかしなんですねえ(いきなり小枝風ですねえ、ご主人様)、ティナ・ターナーのミニスカを脱がせてレオタード姿にする趣向はとてもライブ・エイドとは思えませんな。でも会場大うけ。アメフトみたいなエンタの舞台でおっぱいポロリをやっても社会問題になるくせに、飢餓救済コンサートであんなことやってもいいんかい(?_?)。
とはいえ、やっぱり二人とも一流のエンターテイナーだなあ。
3:ボブ・ディラン with キース・リチャーズ&ロニー・ウッド ☆☆
ジャック・ニコルソンの最大級の賛辞に送られて満場興奮の中登場。でも個人的にはディランは苦手。あのふにゃふにゃした声にアレルギーが出ちゃいます。でも今回はキースのギターが見られるので最後まで見ちゃいました。一言もしゃべらずにあれだけの存在感を示せるのは彼だけでしょう。さすがTalk Is Cheap!いい人っぽいロニーは、ディランのギター弦が切れた為か、自分のギターを讓ってそのあとの交換がうまくいかずアセりまくっているところがちょっと可哀相でした。
4:USA for AFRICA フィナーレ ☆☆
どうしても英国と比べてしまうのですが、演出過剰の上に個々が目立とうとしすぎ。ずっと出ずっぱりで頑張っていたダリル・ホール君が最後にちょろっと歌わせてもらうだけなんてね。「さあ施しを始めよう」とのたまったゴリケルじゃなかった、マイケル・ジャクソンも来なかった。ライオネル・リッチーが頑張ってるのはわかるけど、のっぺり顔がどうも。スマソ。ハリー・ベラフォンテがコーラスの子供を抱えているところだけは少しホロッとしました。
◆エクストラ
1:INXS ☆☆☆☆
INXSのライブも初めて見ました。OZ for Africaの名の元になかなか元気で音楽的にも素晴らしいステージを展開してます。オーストラリアのセックスシンボルとまで呼ばれたマイケル・ハッチェンスにその後むごい運命が待ち受けていようとは誰が想像できるでしょうか。
2:B.B.キング ☆☆☆
貫禄の一言。
3:アシュフォード&シンプソン with テディ・ペンダーグラス ☆☆☆☆
こりゃまた貴重なフィルムが残っていたものです。テディは確か交通事故で半身不随になっておられたはず。いかにもアメリカらしい趣向で無理やり涙頂戴の感が無くも無いけど、いい絵でしたね。Reach Out And Touchの合唱も感動的。
4:ランD.M.C. ☆☆☆
ラップは苦手な私でもこの迫力には圧倒されますね。今は亡きJMJも凄みがあります。
5:クリフ・リチャード ☆☆☆☆
この方もサーがつくほどの英国国民的歌手ですが、一人でどこかのクラブの2階でギター一本で歌っておられました。このエイドのための歌で感動的でしたがやはりウェンブリーで歌ってほしかったですね。
OVERSEAS CONTRIBUTORS はYAZAWA以外言葉が分からないし割愛します。どうせならMOTO SANOのビデオクリップを見たかったぜい。
そして、このコンサートのために作られ大変な好評だったデヴィッド・ボウイ&ミック・ジャガーのビデオクリップ「DANCING IN THE STREET」に続いて真に感動的なドキュメンタリーFOOD AND TRUCKS AND ROCK'N'ROLL (THE BAND AID STORY)をもってDVD4巻約10時間の映像は幕を閉じます。
筆頭執事のはむちぃでございます。ご主人様息切れしてただいましゃべれません。ご主人様になりかわりまして最後まで見ていただいた御礼を申し上げます。おつかれ様でしたちぃ_(._.)_