ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

私の車ヒストリー:BMW編+おまけ

最後は現行の2車、BMW編です。

FICAR.jpg

5:BMW525i 5AT(E39)(アークティックシルバー)

 直列6気筒2.5LDOHC(NA)、170ps/5500rpm、FR方式。

525i.jpg

 アコードインスパイアも子供が大きくなってくるとスタイリッシュさが災いして手狭になってきました。NAVIなどの影響を受けて物真似ばかりの日本車より次は輸入車をという気持ちを固めつつあった私は、まだ値のつくうちにと思って世紀末の1999年に次期車種を物色し始めました。

 昔大学時代の友人が乗っていたBMW2002を羨ましいなあと思っていた私はBMW3シリーズをまず念頭に置いたのですが、残念ながらキャビンスペースがアコードインスパイアとあまり変わりありません。そんな折、知人からMercedes Benzのディーラーの方を紹介してもらいました。後日そこに出向いてみますと、BMW3シリーズの一ランク上のEクラスで、E230という車種がマイナーチェンジで消失してしまうらしく今スゴい値引きができるとのコト。試乗してみると、何の不満もありません。走る、曲がる、止まる全て確実で大変出来のいい車だと感じました。ただ、何故か今一つ決め切れないところがあり即決はしませんでした。

 他にもいろいろと候補車種は検討しましたが、値引き、性能、リセールバリュー等E230の上に出るものはありませんでした。ただ、ベンツを検討するのならやはりBMWもと思ってディーラーへ出向きました。Eクラスと車格が同じものとなると5シリーズになります。そのベーシックグレードである525iを見たところそれでも私には十分ゴージャスです。試乗OKとの事で短時間街乗りをさせていただきましたが、最初の加速時のエンジン音はさすがシルキー6、巧くチューニングをとってあるなあと感じました。

 それから悩む日々が始まりました。

運転の楽しさ:BMWに軍配
値引、リセールバリュー、故障の少なさ、耐久性:ベンツに軍配

 と圧倒的にベンツ有利は見えています。時代も石油から電気や水素の方へいきそうだしいつまでも車道楽でも無いだろうとも思いました。と言うわけで殆どベンツに決めかけてはいたのですが、Benzに明日までに返事という夜になってもまだ引っかかるものがあり、つらつら考えておりました。結局翌日家内に事情を話した上で御断りの電話を入れました。こんなおいしい話にのってこないのかと驚かれていました。いろいろとネット上では書きにくい事もあったのですが、

車遍歴一丁上がりにはしたくない

という思いがベンツ購入を踏みとどまらせたのだと思います。その勢いでBMWに電話して購入を伝えました。

 やっぱり納車のときは嬉しくて当時のNifty Serve輸入車フォーラム(FICAR)に長い感想をUpした事を思い出します。冒頭の写真はFICARのステッカーで、車の後ろで今でも輝いております。

 前回の記事で軽快さという点ではアコードインスパイアの5気筒の方が上だったと書きましたがBMWの優れているところは重厚ながらスムーズであるという点、圧倒的な余裕といったところでしょうか。またブレーキがすぱっと決まるのも快感です(ホイールがすぐ真っ黒になるのがツラいところ)。また1X0km/hを超えてからの高速の安定性がアコードインスパイアとは比べものにならないくらい優れています。固めのシートもホールド性が良く長時間運転しても疲れません。私の実家は奈良、家内の実家は香住ですが、今まで一回は休まないとしんどかったのに比して、ノンストップで走っても全く大丈夫なくらいです。家内は助手席に乗っているとすぐ眠たくなるといいます^^;。

 ただ例えば峠を走って運転を楽しむという点では出来ない事も無いのでしょうが、大き過ぎます。あくまでクルージングセダンだなあと感じています。

6:BMW316ti 5AT(E46)(フラメンコ・レッド)

 直列4気筒1.8LDOHC(NA),115ps/5500rpm,FR方式。

316ti-1.jpg

 BMWの車検で代車が3シリーズだったりするともう返したくないなあというくらい運転は楽しく、またBMWドライヴィングスクールで使用した初代tiシリーズの印象が私、家内とも大変良く、程度の良い中古の出物があれば、子供の練習にも丁度いいし、

tiならビートと買い替えてもいい

 と家内には伝えてありました。ただそうそう簡単には見つかるまいと思っていました。ところがあにはからんや、いとも簡単に見つかってしまったのです。以前1シリーズの試乗記を書いたのですが、その時に屋上にある認定中古車を見に行ったところ新車と見まがうような316tiが置いてあったんですね。値段もえ、これがこんな安いの?というプライスタグ。なんでもディーラーの女性が乗っておられたのを引き取ったのだそう。タバコも吸って無く大事に使ってあるし、走行距離も5000km程度。

 MTで無いのが惜しいところ、という意見はとうぜん却下^^;。

 ATでもシフトアップダウンはできる、とはいうものの実際に運転してみるとMTほどのダイレクト感は無く坂道の減速や高速に入る時の加速に使う程度かなという感じでした。ただ運転フィールは大変好ましいもの。3シリーズでも最小ですから機敏に動きます。

 でもって先日家に嫁いできました。ATだし屋根も外れないし凝るならオーディオか、というところで純正MDを外して貰いCarozzeriaの1DINを入れてもらいました。先日記事にした音場補正の出来るカーオーディオというのは実はこれにつけたのです。

 燃費は7-8km/L程度と聞いていて、え~525iと変わらんや無いの?と思っていましたが、まあ10km/Lはいくようです。先日はじめて淡河の峠を2、3速を使って走ってみましたが結構楽しかったです。4気筒ながら吹けあがりもスムーズでエンジン音もグッド!でした。

 以上3回にわたり私の車歴を書いてみました。一度まとめたいなあと思っていたので、きっかけを与えてくださった川原さん、りゅういちさんをはじめ車好きのブロガーの方には感謝です。また、最後にこれらの車の購入を可能にしてくれた、我が家の大蔵大臣にも感謝します。これこれ、筆頭執事のはむちぃ、そんなとこでカニッチと遊んでないであんたもお礼を言いなさい。

2.jpg

はーい、ご主人様。奥様に感謝でちぃ_(._.)_。