久々にヘビーローテーションで聴いているCDの紹介を。
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・MTVアンプラグド2 | |
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いわゆるコンピレーション物ですが、MTVのアンプラグドライブから厳選されているだけあって一味違います。いわゆる大御所的ミュージシャンと新進気鋭の人たちのバランスが良く、買って損無し勉強にもなるという感じですね。
ただ、1の方が本当にスゴい選曲だったので2は少しは見劣りはしますね。2の目玉は8分以上に及ぶボブ・ディランの「Like A Rolling Stone」らしいです。でも、私はどうもあの声が好きになれずディランは苦手。大物ではStingの名曲「Every Breath You Take」やロッド、フィル・コリンズなんかがいい味だしてるかなと思います。
私がこのアルバムで気に入ったのはシェリル・クロウの「Run,Baby,Run」です。シェリル独特の振り絞るような声で歌う
Run,Baby,Run,Baby,Run,Baby,Run,Baby,Run
という哀愁を帯びたさびの部分が印象に残る曲です。デビュー当時の曲だったと思いますが、原曲は結構エコー等のSEがかかった壮大な雰囲気のバラードに仕上がっており、うちのリビングだと残響時間が長いものでちょっとツラい曲でした。今回アンプラグドでシンプルに声そのものを聴かせてもらうと、むしろその方が彼女の声質を良く生かし、歌詞の切なさも良く出ている様に思います。
彼女、1963年生まれらしいですが、冒頭に「1963年11月Aldous Huxleyの死んだ日に生まれた」と言うフレーズが出てきます。反ユートピア小説「すばらしき新世界」の作者だと思いますが、それにしてはその後の歌詞とのつながりが妙に不自然なので、ちょっと調べてみたらやっぱりハックスリーは1963年没でした。ただ単に実話として面白いと思って歌詞に入れたのか、なにか私の知らないハックスリー観がアメリカ一般に浸透しているのか、いまだにちょっと引っかかっています。それほど哲学的な歌詞を書く人ではないので深い意味はないとは思いますが。
すばらしい新世界 | |
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