ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

KBBライブ@神戸

 先日ネット仲間のStarlessさんから教えていただいたKBBという和製プログレバンドのCDを買ったのが4日。リーダーの坪井さんのサイトにアクセスしたのが5日。そこで7日に神戸でライブがあると知ったのでビックリ。昨日行ってきました。私にとってはおそらく知ってから史上最短でライブに出かけたんじゃないかなと思います。

 場所は神戸は北野界隈にある30人も入れば満杯というライブハウス「Big Apple

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 店員さんかなと思うような兄ちゃんや、赤ちゃんを連れてきてる客がいるなとおもったらそれがみんなメンバーだったりするといういかにもライブハウスらしい雰囲気を久しぶりに味わいつつ一曲目、Starlessさん御勧めの「Discontinuous Spiral」のノリのよい演奏が始まると一気にヒートアップ、途中休憩を挟んで二部構成でアンコール1曲を含めて10時まですばらしい演奏が続きました。

 あらためて紹介すると、メンバーは

壷井彰久(el.vn)、高橋利光(kbd,p)、Dani(el.b)、菅野詩郎(ds)

 演奏曲は

1st Lost and Found から2曲

2nd Four Corner's Sky から5曲

未発表曲 2曲

アンコールに壷井さんと鬼怒無月さんのユニットEraの2ndからの「TONO」のKBBバージョン

 やはり一曲目の「Discontinuous Spiral」が売れ線と高度な音楽性を融合させた、かつてのUKを思い起こさせるようなベストトラックであったかと思います。凄いと思ったのは第二部の最初の曲”I am not here."。チューニングの後何気なくフィンガーピッキングからのインプロが始まり、各自不協和音を絡めたフリーフォーム演奏に移り最後は暴力的なクライマックスに上り詰めていくという、往年のキングクリムゾンを思い起こさせる白熱の演奏でした。さらに凄いと思ったのが、実はセットリストでは"Kraken's Brain Is Blasting"をやるはずだったとのコト。終わった後で壷井さん自身がびっくりしていたのですが、他の3人は成り行きでそうなってしまったのだろうと思って平然とついていったんだそうです。さすがプロですね。欲を言えばKCの”Trio"のような静かな曲や、ヴォーカルのある曲があるとメリハリがつくと思うのですが。

 エレクトリックバイオリンといえばダリル・ウェイやエディ・ジョブソンをすぐ思い出してしまうのですが、壷井さんの演奏は更に線が太く明快な音で、なおかつ超絶技巧を難なくやってしまうので凄い方だなと思いました。MCの方も軽快で「花火大会とサッカー(アジア杯決勝)にもかかわらず来ていただいてありがたい」「Daniの赤ちゃんには2年後ヴァイオリンを教えるがまずは歪ませかた、ワウのかけ方から」「CDをたくさん買って頂けると高速に乗って帰れます(本音?(^_^;))」等楽しい雰囲気でした。終わってから壷井さん(左)とDaniさん(右)、Daniさんのご子息「しおん」君の写真を取撮らせていただきました。

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今日は京都でライブだそうです。京都でも花火にかち合ってしまうそうですが花火に負けない火花散る演奏をまた聴かせてくださるでしょう。がんばれKBB。サインありがとうございます!(^^)!

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